先日、金融円滑化法がもう一年延長になることが新聞発表されました。
すでに、仕事関係から1年延長すると言うことを聞いていましたので、これ自体には特に驚くことも何もなかったのですが。
心配なのは、今、リスケをしている会社が本当に立ち直れるのかどうかということです。
法律が延長され、さらにリスケをする企業が増えることも予想されます。
そこで、リスケをする経営者の方に必ず考えておいていただきたいことがあります。
「いつまでリスケをするのか」ということです。
いつまでもリスケで存続できるものではありません。
借りたお金は返さなければいけません。
その返済プランと返済プランを実現するための収支改善策を持っていただきたいのです。
円滑化法は、以前のように経営改善計画がまだ立てられていなくてもリスケを認めるようになっています。
ですので、金融機関も比較的リスケにはスピーディに応じてくれます。
だからといって、今後の収支の改善策や返済の見通しを立てなくていいということではありません。
会社を再建するためには、絶対必要なものだと理解していただきたいのです。
- 具体的な経費の削減策とその実行方法
- 限界利益率と限界利益額の改善策
- 短期間で売上を上げるための施策
- 毎月の計画実績管理
など
私も、来年は、セミナーや書籍などを通して、これらのことについて、詳しくわかりやすく経営者の方に情報提供したいと考えています。