昨日、今日と久しぶりに2日間の休みです。
といいながら、仕事をしない日は1年の中でほとんどないくらいなので、昨日、今日も、結局家で仕事をしていました。
その間、天皇陛下の心臓バイパス手術のニュースが数多く流れています。
皇居でも、手術が無事に終わり、一日も早い後ご快復を願い記帳がされているようです。
日本国民の多くの人たちが天皇陛下の手術の成功とご快復を願う姿をテレビニュースや新聞報道で見ると、天皇陛下の存在の大きさを感じます。
私自身、若いときは「天皇陛下」という存在に対し、特に何も思ったことはありませんでした。
特別な感情はありませんでした。
確か日曜日の朝だったと思いますが、テレビで「皇室アルバム」というのがあり、それを私の祖母などが楽しみに見ているのを不思議に思っていました。
しかし、私自身も被災した阪神大震災に天皇陛下がお見舞いに来られ、被災した人たちの心に寄り添う姿を見たときに、「天皇陛下の国民に対する思い」の深さというものを感じざるを得ませんでした。
それは、東北大震災でも同じでした。
テレビニュースで「一分一秒でも早くお元気になって欲しい」というインタビューの中での東北の方の言葉を聞いたときに、天皇陛下を象徴としている限り、日本はまだまだ大丈夫だという気持ちにもなりました。
天皇陛下は「国民とともに」ということを身をもって実践されています。
簡単なことのようですが、自分を滅する、自己犠牲がなければなかなか行動に表すことができるものではないと思います。
京セラの稲盛名誉会長は、「利他の実践」ということを私たちに指導されています。
このことを、私たち、ビジネスマンで言えばどういうことなのか?
「自分の都合で仕事をしない」
と言えるのではないかと思います。
仕事をする際において、無意識に「自分の都合で仕事をしてしまってはいないか」
得意先や顧客、関係先や同僚、上司、部下のことを最優先に考えて仕事をしているかどうか。
QCでは、「次工程はお客様」という言葉があります。
まさにこのことです。
ところが、多くの会社やビジネスマンは、自分の都合で仕事をしているように思います。
「自分よりも周囲の人のことを考えて仕事を進める」
私もKRBで毎日のようにこのことを口を酸っぱくして話をしていますが、なかなか全員が実践できていないのが実状です。
人さまの会社を指導する会社でなければならない私たちが自分中心に仕事をしているようではコンサル会社とは言えません。
今一度、私自身が気持ちを新たに、
「顧客とともに」
「社員とともに」
という思いで、明日から、誰にも負けない努力に取り組んでいきたいと思います。